火葬後の手元供養の方法
ペットが亡くなり個別火葬で葬儀も終え、遺骨が戻ってきました。
戻ってきた遺骨を前に、どのように供養したらいいのか悩んでいる飼い主さまも多いのではないでしょうか?
手元供養とはお墓などに埋葬せずに自宅に遺骨を置いて供養することを言います。
「遺骨になってしまっても離れるのは寂しい」「ずっと側にいてほしい」という人に
向いている供養の方法です。
では、遺骨を手元に置いておくためにはどんな風に置いたらよいのか?
ここでいくつかの手元供養の方法をご紹介します。
ゆっくりとご覧になり、ご自身の気持ちに沿った手元供養を選んでください。
火葬後の遺骨は自宅で保管しても問題ないの?
人もペットも同様、火葬した遺骨に関しての法律はありません。
骨壺のまま自宅で保管することは可能です。
ただし、陶磁器や金属性の骨壺に入れたままだと遺骨にカビが生えてしまうこともあるので定期的に蓋を開けて湿気を取り除いてあげましょう。
それでも心配な人は、骨壺の底に除湿剤を入れて置く方法もあります。
除湿剤はホームセンターやドラッグストアのキッチンコーナーで売っています。
大事なペットの遺骨にカビが生えてしまっては可哀想です。
ずっと側に置いておくと決めたら、遺骨の管理もしてあげましょう。
仏壇は置いた方がいいの?
人は亡くなると戒名を位牌に記します。
戒名とは人が亡くなったときにお坊さんからつけていただく故人の名前です。
お坊さんからいただいた戒名や院号などを位牌に記し、魂を宿しご先祖様として供養する
のが人間の手元供養です。
これは宗教上の決まり事なので、無宗教のペットに戒名や位牌を用意する必要は
ありません。
仏壇に関しても、仏具専門店に売っているような立派な仏壇を置く必要もないというのが
ペットの手元供養です。
ペットが亡くなったときは火葬方法や埋葬方法、供養方法などの決まりごとはないので
ご自宅の環境やペットの種類に合わせて選びましょう。
写真はペット用の仏具セットです。
水入れ、ろうそく立て、供養皿、お花立て、香炉の5点セットで販売されています。
仏壇と言うような形ではありませんが、おしゃれで場所も取らないので可愛いペットのイメージにはピッタリですね。
クリスタルの輝きが心を落ち着かせてくれそうですね。
※写真はペット用クリスタル仏具セット http://www.pet-ptn.com/14877483156154←こちらで購入できます。
骨壺のイメージとかけ離れた遺骨の保管方法
骨壺はお部屋のイメージとは合わないし、骨壺という見てわかるような物は置きたくない人には骨壺カバーがおすすめです。
火葬から戻ってきた骨壺を骨壺カバーに入れることで骨壺っぽさがなくなります。
クリスタル仏具と合わせても見栄えが良いですし、インターネットのショッピングサイトや100円ショップでおしゃれな仏具を探して作るオリジナル仏壇と相性が良さそうですね。
※写真は骨壺カバー
http://www.pet-ptn.com/14880801587988←こちらで購入できます。
仏具を使わずに保管しておく方法
仏具の置き場がない人に向いているのは遺骨を粉骨しキーホルダー型のカプセルに入れて保管したり、ペンダントや指輪などアクセサリーにする方法があります。
キーホルダーやアクセサリーにすれば肌身離さず持ち歩けるので、亡くなってもペットと一緒にいたい人向けの手元供養です。
ペットの遺骨をキーホルダーやアクセサリーに入れる場合は粉骨する必要があります。
遺骨は火葬され、もろくなっていますので、ごくわずかな骨を入れる場合はご自身での粉骨も可能ですが白くてきれいなパウダー状にしたい場合は業者に依頼することをお勧めします。
不純物の除去やカビ防止対策などは自分でなかなか難しいこと。
プロにお任せすれば安心ですよね。
粉骨すると骨壺の容積が小さくなるので、置き場所の悩みも解決。
小さなスペースで供養ができるのが嬉しいですね。
ペットの面影を重ねられる骨壺モニュメント
新しい形の手元供養で人気があるコッコリーノ。 モニュメントの形は犬猫2種類あり、カラーも5色展開となっています。 ペットの色に合わせて選んだらいつでもそこにいるような感じがしますね。
遺骨は写真のようにモニュメント内に入れるだけ。
ステージといってモニュメントを置くプレートや、収納スペースがついている物もあり、元気なころのペットに合わせて飾ったらいつでも思い出がよみがえり笑顔になれそうです。
インテリア性も高く、お部屋のイメージを邪魔しない手元供養ですね。
最後に
ペットとのお別れはとても辛いことですが、死を受け入れ供養することはペットロスを回避する役割もあります。
悲しみに暮れる日々を送りながらも、供養をすることで気持ちが落ち着いてくるのではないでしょうか。
遺骨をそばに置いておくことで心の整理ができる人。
自然に還してあげることで心が落ち着く人。
肌身離さず身につけることで悲しみが癒える人。
それぞれ悲しみの癒え方は違いますがペットへの思いは一緒であり、火葬後の供養の方法は飼い主の自由です。
愛するペットの冥福を祈りながら「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。